王位戦第三局-一日目終了






















56手目△5二玉まで進み、羽生名人が封じて一日目が終了。

△3一玉まで一旦行ったあと、△4二飛として仕掛けを受けて玉をおもむろに△5二玉と戻したのはどういう趣向か。玉形は先手の銀冠がはるかに堅いのでどこかで後手は主張しないといけないのだが、攻撃陣もつくらずにどうするつもりなのだろうか。千日手ねらいなどという消極的な作戦ではないと思いたいが。
仮に△7二玉まで玉を移動させたとして、先手の銀冠の上部方面への厚みがあるため、たとえば▲9七桂▲8五桂と跳ね出すだけで7三に空間ができてしまう。8筋に歩がない右玉はもろすぎだろう。すると5二あたりが一番安全なのだろうか。
正直深浦の構想がわからない。羽生勝ちを予想しておきます。