第21期竜王戦挑決第一局、羽生-木村-7


先手
羽生名人
対局者後手
木村八段
手番_
角(-3)駒割飛,歩2(+3)
7攻撃陣4
7守備陣4
11合計11
矢倉
107手目中盤戦


木村陣が再構築されて盛り返したかのように見えますが、飛車角交換をして打ち込んでしまえば手薄な背後から簡単に攻められます。玉頭に駒がたくさんあるのが逆に入玉のじゃまになってさえいます。木村の受けの棋風を上手く利用して入玉を防いだように感じます。▲1七桂がこんなに役に立つ駒になるとは思いもしなかった。恐るべし羽生の慧眼。
木村は飛車を打ち込んで上部を開拓する暇が欲しいところですが、その暇はないだろうなあ。