第49期王位戦第7局,深浦防衛



決め手と見られた▲8五桂に△5七と△7八飛が上手い詰めろのかけ方で、深浦の勝ち。
難しい将棋でした。△7八飛が見えてなかったのではないかと思う。


これで深浦は二期連続のフルセットで初防衛となりました。まさか今の羽生の勢いが届かぬとは。深浦強しを見せつけられました。これで七冠の最後のストッパーが佐藤から深浦へ伸びましたね。

追記:

感想戦の音声中継を聞いた。面白い試みだったとは思うが、感想戦は盤面がないとついて行けない。WEBカメラの一分おきの更新を見てなんとか想像したぐらいだ。
インタビュアーがぐだぐだだったのは。。
とは言え、素晴らしい中継でした。北海道新聞の中継スタッフの皆さんありがとうございました。

間に合わなかったが、駒割グラフのレイアウトも変えてみた。なかなか思うようにいかなくて苦労した。まあ見やすくなったかはわからないが。それっぽくはなったかなと。

初防衛を果たした深浦康市王位は「序盤で強い指し方をされ、角桂交換を余儀なくされました。自信がなく最後までわかりませんでした。7三同桂(94手目)あたりで自玉に詰みがないことがわかり、勝ちになりました。このところ他棋戦でも連敗が続いていたので、自信はなかったのですが、防衛できてうれしいです」と語った。
 
 一方、敗れた羽生善治名人は「角桂交換になりましたが、(後手の)『と金』が思った以上に大きく、8筋から詰められる形になってしまいました。封じ手前後で細かい工夫が必要だったかもしれません。最後も勝つ順があったかもしれませんが、わかりませんでした。七番勝負全体では中盤の連敗が痛かったです」と振り返った。