第21期竜王戦第二局、羽生名人-渡辺竜王-5


先手
羽生名人
対局者後手
渡辺竜王

手番
桂歩3
+4
駒割
-4
6攻撃陣6
5守備陣7
15合計9
矢倉
中盤戦77手目


互いに駒を打ち据えてにらみ合い。
渡辺の主張は、攻めていることと玉が堅いこと。
羽生の主張は、駒得と玉の広さ柔軟さ。
一本攻めが繋がれば渡辺の勝ち。しかし駒損していて歩切れなので攻めが難しい。
将棋の攻めというのは、駒の数が多ければ多いほど攻めの手段が多くなる。一つひとつをとってみればそれほど厳しい攻めでなくとも、その組み合わせでバリエーションを出せば受けにくい攻めになる。
渡辺の方は駒の数が少ない。特に持ち駒に歩が無いのが一番響いている。


無理な攻めをしてくるなら、羽生が受けきれば勝ち。けれどそうはならないだろう。
白熱した勝負になりそうだ。