第21期竜王戦第7局、羽生名人-渡辺竜王-15

先手
羽生名人
対局者後手
渡辺竜王
手番
と,金
+7
駒割歩2
-7
7攻撃陣5
5守備陣3
19合計1
急戦矢倉
終盤戦63手目


羽生の選択は▲2三歩。
二筋の突き捨てがここで活きてきた。
羽生陣は△8七歩成はあるし、△6七銀成はあるし、△5一飛が利いているしで危険そうだが、それはすべて大丈夫だと読んだということだ。
▲5二金とすれば攻めの手でありながら、△5一飛の縦の利きを止めるという受けの手でもあった。こういう二つの意味を持つ手が良い手の条件である。だが、将棋は一手でも早く玉を詰めた方が勝ちのゲーム。受けなくても勝てるのならそれに越したことはない。
読み切ったのか。