第34期棋王戦第5局佐藤-久保-3

先手
佐藤棋王
対局者後手
久保八段

手番
飛香
-1
駒割角銀
+1
4攻撃陣6
4守備陣3
7合計10
ゴキゲン中飛車対6筋位取り
中盤戦61手目


久保が端から攻め込んだ。
駒の効率が段違いで、佐藤の囲いの逆側から攻めていて、久保の作戦巧者ぶりが明らかになった。
久保は、攻め駒の配置も理想的で、守備陣もしっかりしていて、駒得もしている。そして手番も握って攻めている。これは久保がはっきり優勢だ。
ただ、佐藤も持ち駒の飛車を打ち込む楽しみが残っている。だから久保は攻めるだけ攻めて形を決めてから自陣に手を入れることになるのではないだろうか。
佐藤はせっかく取った6筋の位が役に立ちそうにないところが哀しいところだ。