No.2朝日オープン,安用寺-中川アマ,相振り飛車

本日の中継から。
振り飛車で相四間飛車という珍しい戦型。
対局日:2008/08/15
棋戦 :朝日杯将棋オープン
対局者:安用寺-中川アマ
戦型 :相振り飛車

No.2a
35手目
典型的な棒銀成功の図で、このまま飛車先の歩をついて銀交換しても十分。
けれど、もう少し力をためる手があります。

No.2b
45手目
攻めて来ましたが、守るだけじゃあ能がない。
角を打ちたい。

正解は以下。








正解
No.2a


△2六歩▲同歩△同銀▲同銀△同飛もあります。
けれどここでは△3六歩と打って▲2八銀と下がらせて力をためた方がいいです。
次に△5五角と出てから△2六歩と突けば△2八角成と銀を取る手もあるので受からなくなります。
あとで△3六歩自体が拠点になって大きな攻め駒になる可能性まで見越しています。

No.2b

△4四角。
9九の香を取るぞと見せながら、相手の攻撃陣を牽制。
なおかつ、△2六歩から攻める手も含みにして、
角の5三、4八という斜めのラインで守りにも効いている。
こういういくつも狙いのある手がないかなと探すのが勝つための近道です。