第21期竜王戦第1局渡辺−羽生-13


先手
渡辺竜王
対局者後手
羽生名人

手番
金桂歩
+3
駒割
-3
6攻撃陣6
6守備陣4
15合計7
一手損角換わり
中盤戦69手目

帰着。
思ったより早く戻ってこれた。あまり進んでなくて良かった。


羽生が歩をつかって形を乱していく。
▲4六銀はいつでも取れるが、例えば△6四角で取ると5三の利きが減り、△4七馬で取ると7四の利きが減り守りが弱くなる。加えて△5七歩のせいで攻めに使えなくなる。というわけでいつでも取れるぞと見せて他の手を指して、相手を焦らせるのが高等戦術。

羽生としては今攻撃のチャンスが巡ってきているが、攻め切るには少し駒が足りない。形を乱しておいて、あとから仕留めるのを目指したい。
渡辺としては穴熊囲いで9九の位置が深くて攻め駒から遠いのでそれを活かして相手の手に乗って攻めに使える持ち駒を増やして攻めたいところ。


さてどちらが読み勝っているのか。