第５８期王将戦第２局羽生王将-深浦王位-1 - 将棋思録〜あり得べき世界の、そのあり得べき理由について、問う。

羽生善治王将の先勝で迎えた第二局。

局面は四手目△３三角から力戦向かい飛車に。
羽生が玉をアナグマに囲おうとした瞬間に深浦の早い仕掛け。
第一局の踏み込みの甘さを見ているだけに、爽快なものがある。
これはおもしろくなってきた。

桂馬でぽんと▲２五歩をとって２筋を逆襲していくねらいだ。
実に単調で受けやすいと言えば受けやすいのだが、これで難しいのだが将棋はわからない。
こういう単調な狙いを実現させるために、水面下で駆け引きが行われているのだ。
双方の構想力の勝負となった。
じっくり見ていきたい。