第58期王将戦第2局羽生王将-深浦王位-6
先手 羽生王将 | 対局者 | 後手 深浦王位 |
手番 | ★ | |
歩 +1 | 駒割 | 0 |
5 | 攻撃陣 | 5 |
3 | 守備陣 | 3 |
9 | 合計 | 8 |
四手目△3三角 中盤戦49手目 |
▲4六角。
4六は盤上の好位置で、通常ここに角を据えると四方を睨んでよい。だが、ここでは一筋方面以外の筋にはあまり効果がないため、見た瞬間、良い手だねえと思うほどではない。加えて右上方向の効きにしても直接的にはっきりとした狙いがあるとも言えず、なかなか評価しづらい。そもそも思いつかない手だと思う。
その意味で羽生の苦心が覗える。それは消費時間にも顕れていると言えないだろうか。羽生の方が一時間も多く使っている。
玉頭方面の歩が双方ともついていないので、盤面の右半分での優劣がそのまま勝敗に直結しそうだ。戦力をすべて狭い空間に放り込んでの接近戦になりそうだ。