第58期王将戦第5局深浦王位-羽生王将-4

先手
深浦王位
対局者後手
羽生王将
手番

0
駒割
0
7攻撃陣5
3守備陣3
10合計8
中飛車
中盤戦53手目


▲1四歩と端攻めを揺り戻して、手が止まった。
こういう両軍の駒が入り乱れているところでは一手の違いが大違いになる。慎重に指し手を選びたい。中盤の難所だ。
▲1四歩は端を逆に攻めるというよりは駒をうわずらせて後手からの攻めを牽制しようという狙いだ。玉の位置が先手の方が端に近いため端の攻め合いは先手に分が悪いからだ。
たとえば△2五銀と打つような展開になれば、自動的に3四の空間をカバーできるので、後手羽生として読みに入れておきたい。
一筋と五筋では玉までの距離が違いすぎるのだが、後手は桂馬の働きの違いの分もあり、互角の勝負というよりない。とはいえ、振り飛車党なら先手持ちというとは思う。