2008-08-14 矢内理絵子・将棋女流名人のインタビュー記事 将棋雑記 日経トレンディネットから。 矢内の強さの源泉がかいま見える。良い記事です。 将棋って人間同士の戦いなので「あのひとは強い」と信用されると、もし指し手を間違えても「このひとが指した手だからきっと合ってるはずだ」と信用を得るわけです。みんなが控え室で検討している手と全然ちがう手を弱い棋士が指したら「こんな手ないよ!」となるのに、もし羽生先生(羽生善治名人)が指したら「羽生先生が指した手だから何かあるんだよ」となる。そういう信用があるわけです。負けていると信用がないから、たとえいい手を指しても「おかしいんじゃないの?」と舐められてしまうというか……。 緊張感の中でさらに自分にプレッシャーをかける――矢内理絵子・将棋女流名人(前編) - 1,2 「頂点に立つ喜びを見せたい」厳しい父に鍛えられた――矢内理絵子・将棋女流名人(後編) - 1,2