第21期竜王戦挑決第一局、羽生勝ち


すさまじい戦いでした。羽生が追いつめてもう息の根をとめようとしたところから木村が粘る粘る。わずかな可能性を信じて望みをつなぐのがすごかった。
解説がいよいよ決めに出たと書いたのが161手め。そこから191手目までがんばる、そのすさまじいがんばりに感動しました。
悪くなっても決め手をなかなか与えない。うなぎをつかむようにとらえどころのない受けを木村がし、そのたびにどう攻めるか全然わからない局面を羽生がわかりやすく攻めをつないでいく。木村の受けもすごいが、羽生の攻めのつなぎ方が驚異的でした。
まだ木村ー羽生戦の三番勝負は続きますし、次のタイトル戦でもあります。残りも好勝負を期待したい。