第56期王座戦第三局 羽生-木村-1
先手 羽生王座 | 対局者 | 後手 木村八段 |
○ | 手番 | |
-1 | 駒割 | 歩 +1 |
7 | 攻撃陣 | 4 |
7 | 守備陣 | 6 |
13 | 合計 | 11 |
矢倉 中盤戦61手目 |
木村の誘導で相矢倉の最近の流行型へ。
先月の竜王戦挑戦者決定戦三番勝負第1局▲羽生王座−△木村八段戦と同一局面になったところから、羽生が攻めの手を変えていった。前局でも羽生が勝っているのだが、木村の方に手を変える手段があったようだ。そこで羽生の修正した仕掛けということになる。
この局面は先手が穴熊に囲っていて守りは充分。なおかつ攻めの陣形もすばらしい。後手は金銀四枚の総矢倉で角がにらんで攻めを牽制しているのだが、しばらくは一方的に攻めつけられる展開になるのが不満か。互いに遊び駒が少なく、守りもしっかりしているので長い勝負になるだろう。
まだ前例のある形だそうなので、どこで手を変えてくるか楽しみだ。