2008-09-30から1日間の記事一覧

第56期王座戦羽生17連覇

最後に勝つのが羽生。 何度形勢が入れ替わっただろう。 執念。勝利への渇望。171手。 けれど最後に勝つのが羽生。 前人未踏の17連覇。 棋譜・コメント入力の青葉さん、ありがとうございました。 追記 敗着は130手目△4七成銀とのこと。見所満載の王…

第56期王座戦第三局 羽生-木村-9

先手羽生王座対局者後手木村八段 手番○ 馬-4駒割馬,歩4+4 6攻撃陣5 8守備陣3 10合計12 矢倉最終盤138手目 ▲4八香は厳しい。これで決まったか。 いつの間にやら4歩損以外の駒の損得が無くなっている。玉型は圧倒的に羽生が有利。攻め駒も羽生には充分あり、…

第56期王座戦第三局 羽生-木村-8

先手羽生王座対局者後手木村八段 手番○ 馬-4駒割竜,歩4+4 4攻撃陣6 8守備陣4 8合計14 矢倉終盤戦133手目 木村も攻めている割に効果が薄い。 一進一退の大熱戦だ。 木村の玉が薄いだけにあまり駒を渡すと反撃で一気に寄せられてしまう可能性もある。穴熊の遠…

第56期王座戦第三局 羽生-木村-7

先手羽生王座対局者後手木村八段 手番○ 馬角-3駒割成銀,桂香歩4+3 4攻撃陣6 8守備陣4 9合計13 矢倉中盤戦119手目 どうやら羽生が攻めあぐねて大分形勢が近づいたようだ。 穴熊はまだ手つかずなので、まだ木村勝ちとまでは言えない。この先の難しさを思えば、…

第56期王座戦第三局 羽生-木村-6

先手羽生王座対局者後手木村八段 ○手番 金-6駒割馬成銀,銀桂歩2+6 8攻撃陣1 8守備陣2 10合計9 矢倉中盤戦92手目 攻めが切れる気配がない。 これは穴熊の勝ちパターンか。 木村からの反撃が見えず、上部を開拓して粘るしかなくては勝負の流れはかなり傾いてい…

第56期王座戦第三局 羽生-木村-5

先手羽生王座対局者後手木村八段 ○手番 -2駒割歩2+2 6攻撃陣3 8守備陣6 12合計11 矢倉中盤戦79手目 駒の交換無しに羽生の攻めの手が続いている。 ▲6八飛の時にはなんとも頼りの無かった▲3五銀が光り輝いている。 羽生の穴熊が堅すぎる上に、▲3四歩の拠点…

第56期王座戦第三局 羽生-木村-4

先手羽生王座対局者後手木村八段 ○手番 -2駒割歩2+2 5攻撃陣4 7守備陣6 10合計12 矢倉中盤戦69手目 ▲4六角から角交換して、△2七角と打ち込んだ。 攻め駒が増えるので、駒交換は攻めている方が有利。▲4六同歩と歩が手順に伸びているのも良い。 木村も直線…

第56期王座戦第三局 羽生-木村-3

先手羽生王座対局者後手木村八段 ○手番 -2駒割歩2+2 7攻撃陣4 7守備陣6 12合計12 矢倉中盤戦64手目 木村の用意の一手、△1六歩。 羽生が攻めるぞと言っているのに、攻められるものなら攻めてみろという手だ。 もちろん木村が受けに自信があるからできる芸当…

第56期王座戦第三局 羽生-木村-2

先手羽生王座対局者後手木村八段 ○手番 -2駒割歩2+2 7攻撃陣4 7守備陣6 12合計12 矢倉中盤戦62手目 垂れ歩を払って昼食休憩。 この辺りは時間があればいくらでも考えたいところ。実際に過去同じ戦型を指していて、前例もあり、おそらく事前の研究も相当に積…

第56期王座戦第三局 羽生-木村-1

先手羽生王座対局者後手木村八段 ○手番 -1駒割歩+1 7攻撃陣4 7守備陣6 13合計11 矢倉中盤戦61手目 木村の誘導で相矢倉の最近の流行型へ。先月の竜王戦挑戦者決定戦三番勝負第1局▲羽生王座−△木村八段戦と同一局面になったところから、羽生が攻めの手を変えて…