第21期竜王戦第4局 羽生名人-渡辺竜王-4


先手
羽生名人
対局者後手
渡辺竜王
手番

0
駒割
0
5攻撃陣4
2守備陣4
7合計8
相掛かり
序盤戦34手目

再開後、銀を互いに動かして陣形を整える。

渡辺の方が先に形を決めていて、積極的な指し手が続いていると言える。羽生は先手番なのだがまだ模様を見る指し方である。
むろんどちらがどうとは言うほどの局面ではない。▲3六銀よりは△6四銀の方が中央に近くていいと思うぐらいだ。▲2八飛の引き飛車と、△8四飛の浮き飛車の差は、よく「引き飛車は守勢、浮き飛車は攻勢」などと言うが、そう単純なものではない。長所短所が入り交じっていて損得を図るほどではないと思う。


居玉と▲3六銀(UFO銀)は角交換の将棋に、意外と相性がいいのかもしれないとふと感じた。このまま居玉のまま戦いに入ってもいいかもしれない。