第34期棋王戦第4局久保-佐藤-1


先手
久保8段
対局者後手
佐藤棋王

手番

-1
駒割
+1
5攻撃陣5
6守備陣5
10合計11
四間飛車棒銀
中盤戦40手目


挑戦者久保8段の2勝1敗とリードで迎えた第4局。
あと一つ勝てば奪取。


先手の久保が何を選ぶかと思ってみていたら、オーソドックスな角道を止める四間飛車
アナグマ名人の佐藤棋王だから居飛車穴熊藤井システムになるかと思いきや、
佐藤が後手でしかも棒銀
船囲いを省略している分、後手は早く仕掛けることができる。
昭和の頃かと見まごう古い形になった。


この棋王戦、本当に戦法選択がおもしろい。双方ともに意欲的に新しいことに挑戦している。


▲5七歩▲4六歩の低い形の美濃囲いは非常に堅く、後手の低い船囲いは手を入れながらでないと戦えない。
つまり、左半分の戦いが五分で進めば久保が有利ということになる。
久保の捌きを佐藤がどう押さえるかが見所になる。


自分は四間飛車党なので、久保側を持って負けるとは思いたくない。客観的に見ても久保の方が指しやすそうだとは思うが。