第56期王座戦第三局 羽生-木村-4


先手
羽生王座
対局者後手
木村八段
手番

-2
駒割歩2
+2
5攻撃陣4
7守備陣6
10合計12
矢倉
中盤戦69手目

▲4六角から角交換して、△2七角と打ち込んだ。
攻め駒が増えるので、駒交換は攻めている方が有利。▲4六同歩と歩が手順に伸びているのも良い。
木村も直線的に攻めつけられると苦しいので、△2七角と打って攻撃陣を乱すことで攻めを緩和しようとしている。△1八角成と香車を取ると先の△1六歩の一手の価値が減る感じだが、△1七歩成から香車を取りに行くことはないだろうからあり得るかもしれない。感触としては、よく働いている攻め駒の▲3五銀と▲3八飛のどちらかを押さえ込めればよいだろう。△3六角成と馬を作りたいところ。
このよくある反撃手段をどう羽生が乗り切るか。


と書いていたら▲6八飛???
相変わらず何を考えているかよくわからない。飛車無しでも充分食いつけるという読みか。素人目には羽生変調にしか見えないのだが。